ロン・チェイニー演じる「オペラ座の怪人」です。

これは白黒映画どころか一部しか音声のないサイレント映画です。

この映画における最大の悪人はこの怪人ではなく

ヒロインの「クリスティーヌ」に間違いないでしょう。

ラウル子爵という恋人がいながら、

声だけしか聞こえない怪人にあっさり転び

ラウルに「私のことは忘れて」と自分から別れを告げながら

怪人が醜男であることがわかると、

またあっさりとラウルに助けを求める。一言の謝罪もなしに・・・。

振り回されたラウルと怪人こそいい迷惑・・・。

なお、さすがにこれではヒロインとして印象が悪いと思ったんでしょう、

リメイクであるミュージカル映画「オペラ座の怪人」ではクリスティーヌは

もうちょっとマシな描かれ方をしてます。