「パンツァードラグーン オルタ」というゲームのキャラクターで

ブルードラゴンとそれを駆るオルタという少女を立体化したものです。

原型はエイリアンパイルやフルタの百鬼夜行妖怪シリーズを手がけた

あの竹谷隆之氏によるものです。

ドラゴンの凶悪ながらもカッコイイ面構え、空間を突き刺すように伸びた角、

動いている一瞬を切り取ったような躍動感が伝わってくる首のねじれ具合などは

まさに「造形の匠」ならではだと思います。

また美女と野獣というこのドラゴンと少女の組み合わせは、

少女と対比させることでドラゴンの大きさを引き立てるだけでなく、

ゲームを知らない人にさえ、このワンシーンから「物語」を感じさせます。

その他にも風にたなびく少女のスカーフや金属製の鎖など

細部にいたるまできっちり作り込まれています。

それに造形だけでなく、塗装も一般製品とは思えないほどのレベルです。

たとえば角などの甲殻部分は骨のくすんだような色合いを再現しており、

さらに所々に青系色で薄くシャドウが入っており、それがイントネーションとして

色彩が単調にならないようになっています。ここまでくるとプロのガレージキットレベルですね。

また青い翼の部分はクリアパーツを使用することで透明感を出すといった工夫もされてます。

このようにスタチューならではのハイクオリティーさが味わえる一品です。

オンライン予約の限定品だそうで、自分も発売当初はノーチェックだったのですが、

なぜか行きつけのホビー屋に置いてあり、その造形に一目惚れして購入してしまいました。

久しぶりのヒットに、つい長々と語ってしまいました。

大きい写真の方がその素晴らしさがよくわかると思い、下に大きいサイズの画像を用意しました。

  全体